ワインのある生活

「ワイン、神のグラス!?」

2018.9.15

「ワイン、神のグラス!?」

ワインを愉しむうえで外せないのが「ワイングラス」

多数のグラスメーカーがある中、今回はオーストリア「Zaltoザルト」、日本「kimuraglass木村硝子店」の2ブランドにスポットを当て、その特徴を探ってみました。

取材協力:神泉ワインアパートメント

「神様から授かったワイングラス」ザルト/オーストリア

長年ワインの研究をしてきたワイン専門家デンク神父が”味と香りのバランスを最高の状態に引き立てる”を目標に作られたワイングラス。「デンク・アート・シリーズ」
古代ローマ人は、食物の保存に地球の傾きの角度、24°、48°、72°に傾けられた容器を用いていました。それにより食物の新鮮さが長く保たれると共に、味わいも良くなると言われていました。
グラスの曲線部分はこれらの角度に沿って設計されているとのこと。
「鉛を使用しないで作られたハンドメイドで、非常に繊細なタッチです。継ぎ目のない形状がとても綺麗ですね。ステムも細く、持ち手の指も綺麗なシルエットで映りそうです」

「このグラスはボルドータイプのワイン、さらにはリオハ、シラーなど重厚なワインの特徴をしっかりと引き出してくれるでしょう。
特にボルドーグランヴァンの持つ、ドライな果実味、ワインの骨格を形成する渋み、酸味の要素はしっかりと引き立ててくれそうです。
きっと、カベルネソーヴィニョン、カベルネ・フラン、メルローの主要3品種がブレンドされたボルドーならではなのでしょう。グラスの中でうまくそれらの分子が融合されていく様です」

エレガンス!木村硝子店オリジナルデザイン

次に木村硝子店のオリジナルブランド”サヴァ”シリーズ。

「繊細で軽やかな形状だが、ハンドメイドでありがちなワインを注いだ時に、その硝子の薄さと軽量さから、液体の重量によってバランスが悪くなりがちです。
ただこのサヴァシリーズは、ステム(脚)を短くデザインすることで、バランスが保たれ、さらには人差し指がボウルの底の支えとなるので気にならない。
飲み手のために計算されて作られたグラスだと言えますね」
「ボルドータイプの形状ではありますが、サンテミリオンやメドックの重厚なタイプよりは、フロンサック地区や、ラランド・ド・ポムロールあたりのシャトーだと相性良いのでは。適度にヴォリュームと骨格のあるタイプ。代表的なものだとフロンサックの「Chateau De La Dauphine」、ボリューム感はあるけど、重たさを感じさせない「Chateau La Fleur De Bouard」あたりかと」
Chateau De La Dauphine
https://www.chateau-dauphine.com/
シャトーのレセプションはポップな印象。
ボルドーのシャトーはそれぞれのブランディングがしっかりなされています。
スタッフもフレンドリーで親しみやすいシャトーでした(4月開催プリムール訪問時)
Chateau La Fleur De Bouard
https://www.lafleurdebouard.com/
ボルドー、サンテミリオンの格付け最高峰シャトーの一つ「シャトー・アンジェリュス」のオーナーが所有しています。ラランド・ド・ポムロールの地のポテンシャルを見出し、近代的な醸造設備を備え、近年の評価は極めて高くなってきています。
訪問時のプリムール開催時は、オープニングレセプションとして業界関係者が集まった盛大なパーティーの会場として盛り上がっていました。
天井からぶら下がっているのは、醸造タンク。2Fから繋がっています
サヴァシリーズにはシャンパーニュもあります。美しいグラスの佇まい。

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